2010年9月13日月曜日

メディアが楽しくなければ誰が世の中たのしくするのか?

きっかけはコバヘンこと小林弘人氏の発言が引っかかったことにある。

「今のメディアに必要なのはメディア論ではなく、組織論・経営論」

今、なんとも、メディアが面白くないと感じてしまう。
歳を取ると共に、昔とは興味関心が変わってくるから、
そのせいだろうか?とも考える。

しかし、面白くないと感じるメディアを見ていると、
やっぱり、そういう問題じゃないんじゃないかと思う。
面白くないと感じるものは一様に「軽い」と感じる。

特に雑誌とテレビ番組。
コレが面白いんだ!って意気込みが感じられない。

でも最近、逆に面白いものも新しく出てきてきている。
1つは、雑誌「LIBERTINE
1つは、テレビドラマ「モテキ
1つは、WEBサイト「非モテタイムス

どれも、「面白いくなるためにどうすればいいか」と
とことん悩みぬいてアウトプットしていると感じる。


そこで、話が始めに戻る。
「今のメディアに必要なのはメディア論ではなく、組織論・経営論」
という言葉がそのとおりであるとすれば、
どのような組織には面白いメディアが作れなくて、
どのような組織なら面白いメディアが作れるのだろうか?

先日、Twitter上のやりとりから
非モテタイムスの編集長のめがね王さん(@meganeou)と実際に会うことになった。

そこにそのヒントがあったのだ。

どのような組織にするのか。
おそらくそれは、メディアによって変わってくるものだと思う。
(非モテタイムスの運営方針に関しては、彼のブログに説明を預ける)
しかし、彼との会話で感じたことは、
メディア・編集長・現場制作者の3者がお互いに相乗効果がだせるような
空気(ムード)みたいなものを作り出すことが出来ている。

それは、昔読んだ「POPEYE物語」に出てくる、POPEYE編集部と、そこに集まる面白い奴らという構造と
よく似ていると感じた。

なんだかわからないけど、お金のためじゃなく、
「ここで書いてることが面白い」とか、「もっと面白いもん書いてやる!」とか
そういうモチベーション。

おそらく、僕が面白くないと感じるメディアを作っている人たちは、
こういう謎の空気というかムードを感じたことがないんじゃないかと思う。

今、低迷しているメディアはTwitterをどう使うのか?とか、
電子書籍どうするとか、そういう議論が多いけれど、
多分問題を解決できる答えはそこにはない。

その答えのきっかけになれればいいなと思う実験を、
今度やってみたいと企てている。

やれるかちょっと心配だけと、
ブログにアップしちゃったからにはやらなきゃな。

というわけで、みなさま乞うご期待。

追記

最近の「BRUTUS」も面白いですねー。

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